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マニュアル

薬剤師の独り言(薬剤師関連コラム)

4月トピック(9)

4月のニュースをピックUPします

4月14日
「日本食、女性の脳萎縮予防に関連」研究結果

・地中海食は高齢者の脳容積を保つ効果があるとされ、健康維持に役立つ食習慣として注目されている。
・愛知県の40歳以上の1636人を対象にした研究が、日本人の食事パターンと脳の健康との関係を明らかにし、2024年3月12日に栄養学の専門誌で公開された。
・参加者の食習慣は、伝統的な日本食、西洋食、野菜・果物・乳製品中心の食事の3パターンに分類され、MRI検査で脳の萎縮率との関連が調査された。
・2年間の追跡調査で、西洋食を摂取する女性の脳の灰白質の萎縮率は0.299%、日本食を摂取する女性では0.258%と低く、日本食が女性の脳の健康を守る可能性が示唆された。
・男性では食事パターンと脳の萎縮率との明確な関連性は認められず、研究者は男性の食習慣と脳の健康との関係を解明するために長期的な研究が必要と結論づけている。

4月14
ガーナチョコと薬菓のコラボスイーツ登場

・ロッテがチョコレート「ガーナ」と韓国の伝統菓子「薬菓」を組み合わせた新感覚スイーツを発売。
・東京・表参道に期間限定でオープンする「Ghana CHOCOLATE HOUSE」で4月23日から5月12日まで提供。
・チーズケーキ専門店「A WORKS」とのコラボで、「ガーナチーズmeets薬菓!」と「ガーナソフトmeets薬菓!」を販売。
・「ガーナ」60周年を記念して新スローガン「ハッピーは、チョコレートから。」を掲げるホップアップストアの一環。
・母の日キャンペーンでは「SPY×FAMILY」とタイアップし、父の日まで期間を延長して実施中。
・「ちょこっと幸せ研究所」を設立し、チョコレートの幸せへの貢献を研究。
・「プレミアムガーナ」が20・30代女性に人気で、自分へのご褒美としての需要が増加。
・夏には「ガーナ」のアイス商品に注力し、ブランドと消費者の接点を強化予定。
・カカオ豆価格の高騰にも関わらず、市場でのポジティブな反応を受け止める。
・薬菓はハチミツやシナモンを加えた生地を揚げた韓国の伝統菓子で、祝い事に用いられる。
・韓国では若者の間で薬菓ブームがあり、日本でも人気が高まっている。形の可愛さが人気の秘密。

4月14
佐倉市に健康促進施設オープン

・佐倉市に新たな健康習慣をサポートする施設が誕生。
・「常磐植物化学研究所」が、本社隣に「sakuraヘルシーテラス」と「SAKURAスポーツパーク」を開設。
・「sakuraヘルシーテラス」では、1000種類のハーブを眺めながらヘルシーランチを提供。キッズコーナー完備で家族連れにも優しい。
・「SAKURAスポーツパーク」は、フットサルやテニス、バドミントンなど多様なスポーツが楽しめる施設。
・運動を始める一歩として、ヘルシーランチから試してみるのもおすすめ。
・問い合わせ先: 常磐植物化学研究所(佐倉市木野子158番地、TEL:043-498-0025)

4月トピック(8)

4月のニュースをピックUPします

4月14日
久光製薬、新研究所で世界的研究拠点を目指す

・久光製薬が鳥栖市姫方町に新研究所「SAGAグローバルリサーチセンター」を完成させ、13日にオープニングセレモニーを開催。
・「サロンパス」などの貼り薬や新薬の研究開発を行うグローバルな拠点として機能。
・鳥栖市と茨城県つくば市の研究拠点を集約し、研究開発の加速と生産部門との連携強化を図る。
・センターは6階建て、延べ床面積2万3290平方メートル、総工費約120億円で、約150人の研究者とスタッフが勤務。
・国内外の大学・研究機関とのネットワークを構築し、共同実験スペースを設ける。
・中冨一栄社長は、研究機能の一元化による世界的な競争力の向上を目指すと述べた。
・「サロンパス」は2024年に発売90周年を迎え、世界30以上の国と地域で販売され、年間売上高は約467億円。
・「サロンパス」は鎮痛消炎貼付剤の分野で2016年から7年連続で世界シェア1位。
・新研究所では、経皮薬物送達システム(TDDS)製剤の研究開発に注力し、新薬創出のグローバル拠点となることを目指す。
・TDDS製剤は飲み込めない人にも使用可能であり、マイクロニードル技術による新たな薬物投与方法も可能に。

4月13日
プロテイン配合の新サバ缶、健康志向にマッチ

・缶詰博士の黒川氏が、プロテインを配合した新しいタイプのサバ缶を提案。
・千葉県銚子市の信田缶詰で、銚子商業高校と武内製薬が協力し、アスリートや若者向けの高タンパク質サバ缶を開発。
・「ザ・プロテインさば水煮」が4月1日に発売。缶汁はサバの出汁が溶け出し、塩味が効いた美味しい味わい。
・サバは小振りだが、身が引き締まっており、日本近海で獲れるサバの小型化に対応。
・缶汁にはコラーゲンプロテインが配合されており、サラサラした舌触りが特徴。
・信田缶詰の「ザ・プロテインさば水煮」は、105gで429円。スーパーやドラッグストア、コンビニで販売予定。
・缶詰博士は、世界50カ国以上で数千缶を食べた経験を持ち、缶詰の魅力を伝える活動を行っている。
・公式ブログやFacebookファンページで情報を発信中。

4月13日
ディクソン、WBO女子ライト級で王座挑戦

・英国マンチェスターで開催されるWBO世界女子ライト級王座決定戦に、元薬剤師のリアノン・ディクソンが無敗の記録を持ちながら挑む。
・ディクソンは前日計量で134.5ポンドを記録し、対戦相手のカレン・エリザベス・カラバハールとフェイスオフを行った。
・ダイエットと健康維持から始めたボクシングが、彼女の人生を変えるプロへの転機となった。
・新型コロナウィルスの影響で医療現場の厳しい状況の中、ボクシングへの情熱をさらに高め、プロ転向を決意。
・プロデビュー後は7連勝を飾り、コモンウェルス・ボクシング・カウンシル女子ライト級王座を獲得し、昨年は欧州ボクシング連合の女子ライト級王座も手に入れた。
・対戦相手のカラバハールは22勝1敗の実績を持ち、ディクソンにとって最大の試練となる。世界王座獲得への道が注目される。

4月トピック(7)

4月のニュースをピックUPします

4月12日
富士フイルム、米国工場に巨額投資

・富士フイルムがバイオ医薬品の製造拠点強化のため、米国ノースカロライナ州の工場に約1800億円を追加で投資することを発表。
・この投資により、がん治療用の抗体医薬品原薬の生産能力が向上。総投資額は3800億円に達する。
・2025年から新設備の稼働開始予定で、2028年にはさらなる設備増強が計画されている。
・同社は原薬の受託製造に加え、製剤やラベリングなどの最終製品作成に関わる業務も展開。
・2028年までには、現在の5倍を超える75万リットルの生産能力を目指す。

4月12日
アステラス製薬、業績見通しを下方修正

・アステラス製薬が医薬品資産の価値見直しで約700億円の減損損失を計上し、2024年3月期の業績予測を下方修正。
・営業利益は830億円から130億円へ、純利益は580億円から30億円へと大幅に引き下げ。
・フリードライヒ運動失調症の遺伝子治療プログラムと腎性貧血治療薬の開発における無形資産で大規模な減損を記録。

4月12日
伊丹市の男、不同意わいせつで逮捕

・兵庫県伊丹市の55歳会社員が、自宅前で20代女性に抱きつきキスしたとして逮捕。
・被害者は薬局勤務で、男性の自宅に処方薬を届けた際に不同意わいせつの被害に遭う。
・容疑者は「精神的に追い詰められていた」と供述し、行動を認めている。
・容疑者と被害者は薬局での接点があり、被害発生2日後に女性が警察に被害届を提出。

4月トピック(6)

4月のニュースをピックUPします

4月11日
バーテックス、アルパイン買収で腎臓疾患治療に進出

・遺伝子治療のバイオ医薬品メーカーバーテックス・ファーマシューティカルズが、アルパイン・イミューン・サイエンシズを49億ドルで買収し、腎臓の自己免疫疾患治療分野への進出を発表。
・買収は2024年第2四半期完了予定。アルパイン株は買収発表後、時間外取引で36%上昇、バーテックス株は1%下落。
・アルパインはIgA腎症治療薬「ポベタシセプト」を開発中。米国で約13万人がこの難病に苦しんでいる。日本でも指定難病に認定されている。

4月11日
転居者の健康管理と薬局利用に関する新調

・新年度の転勤や入学で住まいを変える人々にとって、健康管理が新たな不安要素。ファーマシフトが全国の成人1000人を対象に薬局利用の実態調査を実施。
・厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」に基づき、2025年の「かかりつけ薬局化」目標に向けた現状把握。
・調査結果では、46.1%がかかりつけ薬局を持っており、選定理由は立地条件が主。しかし、43.6%は薬局利用の機会が少ないため決めていない。
・薬剤師への相談経験は17.0%に留まり、相談内容の知識不足が明らかに。無料相談の認知度も低い。
・デジタルサービスの利用は6.6%と少数。利用者は待ち時間削減や気軽な相談を理由に挙げるが、薬局のDX化はまだ途中段階。
・かかりつけ薬局の重要性として、信頼できる薬剤師の存在とデジタルサービスの活用が今後の選択理由となりそう。

4月11日
日本バイオテクノファーマ、エムポックス治療薬の国内承認申請

・製薬会社日本バイオテクノファーマが、新薬「テコビリマット」の厚生労働省への承認申請を発表。エムポックス治療薬としては国内初。
・「テコビリマット」は体重13キロ以上の患者を対象に、エムポックス、天然痘、牛痘治療に使用。
・ヨーロッパでは既にエムポックス治療薬として承認済み。日本でも承認されれば、エムポックス治療の新たな選択肢に。
・エムポックスは欧米を中心に感染が拡大。国内では過去2年間で243人の感染が確認されている。

4月11日
岐阜県で中学生が薬物使用の疑いで逮捕

・岐阜県警各務原署が、各務原市の中学3年生(14歳)と15歳の少年を薬物使用の疑いで逮捕。
・両少年は友人関係で、3月10日と11日にコカインを使用した疑いが持たれている。
・過去10年間で県内の中学生が薬物事件で検挙されたのはこれが初めて。

4月11日
大分市、未使用薬の有効活用を促進する「お薬たちバッグ」配布開始

・大分市では、自宅に余っている薬の有効活用を目的とした「お薬たちバッグ」の配布が始まった。
・70代の市民は処方された薬を必ず全量服用し、30代の市民は熱が下がれば余った解熱剤を保管している。
・大分市薬剤師会は、医療費削減に貢献するためにこの取り組みを推進。多森直樹副会長は、高齢化社会における医療費の増加に対処する必要性を強調。
・患者は自宅に余った薬をバッグに入れて薬局に持参し、薬剤師が内容を確認して処方箋の調整を行う。
・特に高齢者の間で薬の飲み残しが多く見られる。原因としては、複数の病院から処方される薬の多さや、服用を忘れることが挙げられる。
・大分市薬剤師会の調査によると、5ヶ月間で199人の患者を対象にした結果、合計で約57万円の薬代削減が可能であった。
・患者にとっては医療費の節約になり、国にとっても医療費負担の軽減が期待される。
・薬剤師と患者のコミュニケーションのきっかけとなるこのバッグは、薬の使用期限の確認も可能で、薬の期限は一般的に1年半から2年とされている。

4月トピック(5)

4月のニュースをピックUPします

4月10日
東洋紡、新メディカル研究所設立

・東洋紡が滋賀県大津市の総合研究所内にメディカル製品開発の新拠点「メディカル研究所」を設立し、約20億円を投資。
・ライフサイエンス事業の拡大を目指し、医療用膜や生体適合性ポリマーなどの開発力を集中強化。
・新設された研究所では、ダイアライザー用の医療膜やプロセス膜の開発を加速し、医療機器分野でも革新的な製品の開発を進める。
・竹内郁夫社長は、新研究所がライフサイエンス事業の成長を牽引することに期待を寄せている。

4月10日
帝人、ナルコレプシー薬の独占ライセンス契約

・帝人はフランスのバイオプロジェ社と、ナルコレプシー治療薬の全世界における研究開発及び販売権を独占的に供与する契約を結んだ。
・契約により、帝人はバイオプロジェから3000万米ドルの一時金と、開発進行に応じて最大4億米ドルのマイルストーンペイメントを受け取ることになる。

4月10日
ラゲブリオ薬価、7月から引き下げ

・新型コロナウイルスの治療薬「ラゲブリオ」の価格が、厚生労働省の決定により7月から下がることになった。
・国立研究施設での効果検証を経て、ラゲブリオの使用と対症療法のみの治療を比較した結果、両者のリスクは同じであるが、ラゲブリオの方がコストが高いと判断された。
・この結果に基づき、中医協はラゲブリオの治療費用を現在の9万4312円から8万6596円に減額することを承認した。
・ラゲブリオは米メルク社によって開発された新型コロナウイルスの経口薬で、日本では2021年12月に特例承認され、重症化リスクが高い18歳以上の軽症から中等症の患者に投与されている。

4月トピック(4)

4月のニュースをピックUPします

4月10日
アスピリン、肝疾患治療に有効か

・低用量アスピリンの毎日の服用が、肝疾患治療に効果がある可能性が新研究で示唆された。
・MASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)は肝臓に脂肪が蓄積し、肝機能に影響を及ぼす病態で、米国成人の約3分の1が罹患している。
・ハーバード大学医学部の臨床試験では、アスピリン投与群の肝脂肪量が平均6.6%減少したのに対し、プラセボ群は3.6%増加。
・アスピリンは肝硬変や肝がんの予防にも有効な選択肢となる可能性があると研究者は述べている。
・アスピリンの炎症抑制と脂肪代謝への影響が肝脂肪減少に寄与すると考えられるが、さらなる研究が必要。

4月10日
出前館、コクミンドラッグ配達開始

・デリバリーサービス「出前館」が、大阪市内のコクミンドラッグ6店舗で配達サービスを開始。
・食品、医薬品、化粧品など約1000品目が即時配達可能。配達受付は10時から19時まで。
・2000円以上の注文で利用できる500円オフクーポンのキャンペーンを4月26日から5月2日まで実施。先着4000人限定。

4月10日
ノバルティス、開発 部門で最大680人削減

・スイスのノバルティスが、製品開発部門で今後2-3年間に最大680人の従業員削減を計画している。スイスで440人、米国で240人が対象。
・全世界の従業員7万8000人の中から、最大8000人の削減も検討中。
・開発部門では、医薬品の規制や分析、品質保証などのサポート業務を担当する約12500人が働いている。
・スイスと米国の開発部門従業員は、それぞれ約14%削減される見込み。
・新たな採用を含めた全体的な従業員数は、1-2%の純減となるが、スイスと米国は引き続き重要な開発拠点である。

4月トピック(3)

4月のニュースをピックUPします

4月8日
信越化学、群馬にフォトレジスト工場新設

・信越化学が群馬県伊勢崎市にフォトレジスト生産工場を新設、2026年完成予定で約800億円投資。
・国内半導体産業のサプライチェーン強化を図り、56年ぶりの新生産拠点。
・新工場は戦略的な半導体材料拠点として、研究開発も展開する見込み。

4月10日
ファイザー、成人向けRSウイルスワクチン試験成功

・ファイザーが18~59歳成人を対象にしたRSウイルスワクチン「アブリスボ」の臨床試験で免疫反応を確認。
・基礎疾患を持つ若年層でも重症化リスクが高いため、ワクチン接種の対象拡大を計画。
・FDAは60歳以上への使用を承認済みで、今回の試験で同等の免疫反応が確認された。
・試験では、RSウイルスに対する抗体レベルが上昇し、ワクチンの安全性が再確認された。
・ファイザーは18歳以上へのワクチン使用承認を求め、2~17歳の効果についても研究中。

4月10日
イーライリリー、ドイツに新工場

・イーライリリーが糖尿病・肥満症治療薬の需要増に応え、ドイツアルツァイに23億ユーロを投じて工場建設を開始。
・2027年稼働目指し、夏から建設本格化。完成後は注射薬生産予定で、最大1000人の専門職を雇用。
・ショルツ首相は、製薬業界にとって東西ドイツ統一以来の大規模投資として、ドイツの産業拠点としての魅力を強調。

4月トピック(2)

4月のニュースをピックUPします

4月9日
大正製薬HD、上場廃止と自社株買収完了

・大正製薬ホールディングスは、東京証券取引所スタンダード市場からの上場廃止を発表。経営陣による自社株買収が完了し、総額7000億円を超える。
・非上場化により、迅速な意思決定と大衆薬事業の強化を図る戦略を進めている。
・最終取引日は株式公開買い付け価格を下回る8580円で取引を終えた。
・大正製薬は、リポビタンDのネット販売や通信販売の強化、及びアジア市場での事業拡大を目指している。他社の買収も検討中であることを示唆している。

4月9日
健康食品とサプリメントの安全性について

・東京都医師会の尾﨑治夫会長が、健康食品とサプリメントの使用に関する注意点を解説。サプリメントの過剰摂取による健康被害が増加していると警告した。
・尾﨑会長は、健康食品とサプリメントの区別と、機能性表示食品の問題点について言及。サプリメントは法的な定義がなく、健康食品と異なり過剰摂取のリスクがあると指摘。
・栄養バランスの取れた食事と生活習慣の改善が基本であり、健康食品は補完的な役割に留めるべきと強調。健康食品の宣伝に惑わされず、副作用の可能性を理解することが重要だと述べた。
・医療機関を受診する際には、健康食品やサプリメントの摂取を医師や薬剤師に伝えることが極めて重要であるとし、医薬品との相互作用による副作用のリスクを指摘。
・健康食品による健康被害を防ぐため、「健康食品手帳」の利用や、成分の効果や副作用に関する情報収集の重要性を訴えた。

4月9日
大深当帰の伝統的な湯もみ作業

・和歌山県で伝統的な湯もみ作業を通じて、貴重な薬草「大深当帰」の栽培と加工が行われている。この植物は漢方医薬品の原料として使用され、補血や鎮痛などに効果がある。
・江戸時代から栽培が奨励され、現在では品質の高さで知られる一方、生産者が少なく絶滅の危機に瀕している。
・湯もみ作業は、根を柔らかくし有効成分を高めるために行われ、乾燥後の根は甘味が増すという。
・作業中の爽やかな香りや、作業者の手の美しさからも当帰の効果が窺える。
・大和当帰とは異なる大深当帰は、その効果と長い栽培の歴史を持ち、今後も産業として残ることが望まれている。

4月トピック(1)

4月のニュースをピックUPします

4月7日
宇佐市の男性、MDMA使用で逮捕

・大分県宇佐市の24歳会社員が合成麻薬MDMA使用の疑いで逮捕された。
・4月7日夜、車のライト不具合を理由に警察に停止され、尿検査でMDMAの陽性反応が確認された。
・警察は薬物の使用経緯と入手経路について調査を進めており、男性の認否は現時点で公表されていない。

4月9日
「オゼンピック」服用中の女性から妊娠報告(米国)

・糖尿病治療薬「オゼンピック」が減量目的で使用される中、服用していた女性たちが予期せぬ妊娠を経験していると報じられた。
・SNS上では「オゼンピックで妊娠しました」というグループや投稿が増えており、500人以上がこの現象を共有している。
・GLP-1受容体作動薬であるオゼンピックは食欲抑制効果もあり、服用者の中には妊娠に成功した例も報告されている。
・流産と死産の経験がある女性がオゼンピック服用3ヵ月後に妊娠が判明し、別の女性は服用中に約35キロの減量後に妊娠がわかり、無事出産したという事例もある。

薬局のクレーム事例から学ぶ薬剤師の対応

薬局でのクレーム対応は、患者さんとの信頼関係を築く上で非常に重要です。適切な対応をすることで、患者さんの満足度を高め、良好な医療サービスを提供できます。以下では、薬剤師がクレームにどのように対応すべきかについて解説します。

薬局のクレーム対応【スムーズに解決するための4つの手順】

  1. クレームの受け入れと理解: 患者さんからのクレームを真剣に受け止め、その内容を理解します。感情的にならず、冷静に対応しましょう。
  2. 問題の特定と分析: クレームの背後にある問題を特定し、原因を分析します。例えば、価格の変更や待ち時間の長さなどがクレームの原因となることがあります。
  3. 適切な対応策の提案: 問題を解決するための具体的な対応策を考えます。価格の説明や待ち時間の改善、薬剤の再調剤などが考えられます。
  4. 患者さんとのコミュニケーション: 提案した対応策を患者さんに丁寧に説明し、納得してもらうよう努めましょう。患者さんとの信頼関係を築くためにも、コミュニケーションが重要です。

薬局のクレーム対応ガイドラインをチェック!

薬局でのクレーム対応には、一般的なガイドラインが存在します。これに従って適切な対応を心掛けましょう。

薬局で起こりがちなクレーム事例とその解決策

case1. 「以前より値段が高くなった」

患者さんから価格変更についての不満を受けた場合、丁寧に説明することが重要です。以下のステップを考慮してください:
1. 理由の説明: 価格変更の背後にある理由を説明しましょう。例えば、原材料の値上がり、新しい技術の導入、または施設の改善などが考えられます。
2. メリットの強調: 価格変更が患者さんにどのようなメリットをもたらすかを伝えましょう。例えば、品質向上やサービスの改善などです。

case2. 「処方通りに薬を出してくれれば良いので、管理料は取らないで」

患者さんの要望に対して、適切な説明を行いましょう。処方箋通りに薬を提供することの重要性を伝え、理解を得ましょう。管理料を払いたくないという要望に対して、以下のアプローチを検討してください:
1. 処方箋通りの薬の重要性: 処方箋通りに薬を提供することは、患者さんの健康に直接影響を与える重要なポイントです。その理由を説明しましょう。
2. 管理料の説明: 管理料がなぜ必要なのかを説明し、その目的を伝えましょう。例えば、薬剤の保管や適切な調剤プロセスの維持に必要なコストをカバーするためです。

case3. 「待ち時間が長い」

待ち時間の改善策を考える際には、以下の点を検討してください:
1. スムーズな受付プロセス: 受付の効率を向上させるために、予約システムの導入や情報提供の改善を検討してください。
2. 薬剤の調剤プロセスの改善: 薬剤の調剤プロセスを効率化するために、スタッフのトレーニングや設備の最適化を検討してください。

case4. 「処方された薬が足りない」

薬剤の在庫管理を見直すことで、足りない薬剤を迅速に調剤できるようにしましょう。在庫管理の改善策として以下を考慮してください:
1. 定期的な在庫点検: 在庫の定期的な点検を行い、足りない薬剤を特定します。
2. 迅速な調剤プロセス: 在庫切れの際には、迅速に調剤できる体制を整えてください。

薬局のクレーム対応で満足度UP!成功するためのポイント

薬剤師として、クレーム対応はスキルの一部です。患者さんとの信頼関係を築くために、以下のポイントを意識してください。

1. コミュニケーションの重要性

患者さんからのクレームは、その人の不満や不安を表しています。感情的にならず、丁寧に対応しましょう。患者さんの話をよく聞き、共感を示すことで信頼を築りましょう。

2. 問題解決力の向上

クレームの背後にある問題を特定し、適切な対応策を提案する能力が求められます。問題解決力を高めるために、日々の業務で経験を積んでください。

3. プロフェッショナリズムの維持

クレーム対応はプロフェッショナリズムを発揮する場でもあります。感情的にならず、冷静に対応しましょう。患者さんに対して誠実で信頼できる姿勢を示しましょう。

4. 学習と改善の意欲

クレームは改善のチャンスでもあります。クレーム事例を分析し、同じ問題が再発しないように改善策を考えましょう。学び続ける姿勢が大切です。

これらのアプローチを通じて、患者さんとのコミュニケーションを改善し、良好な医療サービスを提供できることを願っています。