入院患者に「し泡せ」の風を届ける 川崎の病院に“シャボン玉オヤジ”登場
2025年5月19日(月)
・川崎市の市立多摩病院で、「シャボン玉オヤジ」として知られる男性がシャボン玉パフォーマンスを披露し、入院中の患者やその家族に癒やしの時間を届けた。
・イベントは病院側の主催で、「外出が難しい入院患者にも楽しんでもらいたい」との思いから企画された。
・会場は病棟のテラスや小児病棟で、患者や医療スタッフ、家族が集まり、シャボン玉が空を舞うたびに歓声が上がった。
・男性は釣りざおや改造したうちわを使って、約6種類の異なるシャボン玉を次々と空へ放ち、幻想的な光景を作り出した。
・窓越しに空を見上げながら、シャボン玉を見つめる患者の姿もあり、非日常の風景に心癒やされるひとときとなった。
・入院から約1カ月が経つという38歳の女性は「火を吹くような勢いでシャボン玉が飛び出して驚いた。久しぶりに外の空気に触れられてうれしかった」と語った。
・男性は川崎市の多摩区在住で、生田緑地や二子玉川公園などでもパフォーマンスを行い、介護施設などへの訪問経験もある。
・活動は16〜17年続いており、「見た人が『楽しかった』『きれいだった』と思ってくれれば、それだけで十分」と語り、笑顔を見せた。