・エステサロンで医師免許のないスタッフによるハイフ施術を受けた東京都在住の20代女性が、施術ミスによる熱傷の被害を訴え、サロン運営会社に損害賠償を求めていた裁判が和解で終結した。
・東京地裁で成立した和解には、サロン側が非を認め謝罪した上で、女性に解決金を支払う内容が含まれている。
・和解の条件には、今後医師資格のない者によるハイフ施術を行わないこと、またホームページや広告からハイフに関する記載を削除することが盛り込まれた。
・女性は脚に点状のやけどを負い、その痕が今も残っているとして、「完全に気持ちが晴れたわけではない」と語り、再発防止への願いを述べた。
・ハイフは、皮膚の下に高密度の超音波を照射し、たるみ改善や痩身効果を狙う医療技術であるが、やけどや神経障害などのリスクが報告されている。
・厚生労働省は2023年に、健康被害の懸念を理由にハイフの施術は医師に限定すべきだとする通知を出している。
・原告の女性は2021年、左太もも内側にハイフによるやけどを負い、今回の訴訟に至った。