障害者施設で入所者虐待、元職員2人を暴行容疑で逮捕
2025年5月15日(木)
・和歌山市にある障害者支援施設「ビンセント療護園」で、元職員の男2人が入所者に対して暴行を加えたとして、和歌山県警西署が暴行容疑で逮捕した。
・逮捕されたのは、元職員の松下輝哉容疑者(25)と角谷雛太容疑者(23)。両名は和歌山市内に在住し、警察は現在のところ認否を明らかにしていない。
・松下容疑者は2023年8月3日の朝、入所していた40代女性に対し、胸ぐらをつかんで引き倒した上、首を締めるなどの暴行を加えた疑いが持たれている。
・角谷容疑者は同年8月25日午前、30代男性入所者の側頭部に拳を押し当て、こすり回すような暴力行為を行ったとされている。
・和歌山市は2023年9月に施設からの報告を受け、調査を実施。その結果、職員7人が計15人の入所者に対し虐待を行っていたことが判明した。
・施設側は2023年10月、松下・角谷両容疑者の行為が特に悪質だったとして、懲戒解雇処分とした。
・市は2024年3月、障害者総合支援法に基づき、同施設に対して6カ月間の新規利用者受け入れ停止という行政処分を下している。