・大阪府豊中市の大八商事は8月22日に大阪地裁へ破産を申請し、9月3日に破産開始決定を受けた。関連法人である医療法人讃寿会も7月30日に破産を申請し、同じく8月22日に開始決定が下りた。
・負債総額は、大八商事がおよそ1億6400万円(債権者78名)、讃寿会がおよそ2500万円で、合計約1億8900万円に上る。
・大八商事は住宅型有料老人ホーム「メゾン・エスポワール・ミクニ」の運営や訪問介護事業を展開していた。生活保護受給者や年金生活者も利用しやすい価格設定を行い、2022年10月期には約2億円の売上を計上していたが、人件費などの経費増加により採算が悪化していた。
・讃寿会は大八商事に併設された「ミクニ佐野クリニック」を経営していたが、関連法人の経営悪化に連鎖して破産に至った。