西宮市、介護報酬不正受給で医療法人を処分
2024年10月月24日
兵庫県西宮市は、居宅療養管理指導などの介護保険サービスを提供したように装い、介護報酬を不正に受給したとして「医療法人社団むらまつ歯科」に対し、指定を取り消すと発表した。処分は11月1日付で実施される。
この法人は、通院が困難な要介護者や要支援者の自宅を訪問し、歯の磨き方や口内の状況について助言する介護保険サービスを提供していた。介護保険法では、歯科医師による訪問は月2回、歯科衛生士は月4回までと定められている。
市によると、2022年9月から2024年3月までの間、実際には訪問していないにもかかわらず、約9600件分を偽装請求し、介護報酬約3600万円を不正に受給していた。市は、11月20日までに介護報酬の40%を上乗せした計5100万円を返還させる方針。