沢井製薬と日医工が後発薬で協業　品目統合で安定供給を目指す

・沢井製薬と日医工は、ジェネリック医薬品の安定供給を強化するため、生産効率の向上を目的に協業する方針を発表した。

・対象は約30品目で、2026年以降に順次、製造所の集約や品目の統合を進める予定となっている。

・両社は重複して製造している薬が多く、今後は品目ごとにどちらか一方が製造を担当し、もう一方に供給する体制を整えていく。

・後発薬業界では、2020年以降に不祥事が続いた影響で供給不足が深刻化している。市場拡大に伴い「少量多品目」の構造となり、生産効率や品質管理の面で負担が増大したことも課題となっている。

・両社は「競争を維持しつつ連携を深め、安定供給に貢献していく」としている。