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2026/03/24 火曜日 | 学会・研究

放射性医薬品の急拡大と国産化への急務。

放射性医薬品の急拡大と国産化への急務。

放射性医薬品の急拡大と国産化への急務。

2026年03月24日(火)

放射線を利用する医薬品が診断やがん治療で利用範囲を広げている。
・日本は原料となる放射性同位元素(RI)を海外に頼る割合が高く、供給不安が何度も起きている。
・代表的な診断用RIのテクネチウム99m(Tc99m)はガンマ線を利用し、臓器や病巣の撮像に広く使われる。
・Tc99m自体は国内で製造可能だが、原料のモリブデン99(Mo99)は主に海外原子炉産で、老朽炉の停止や輸送問題で安定供給が難しい。
・茨城の研究炉「JRR-3」でJAEAがMo99の国産化研究を進め、2027年度までに需要の約3割を国内生産する目標を掲げているが、純度や量の課題がある。
・ベータ線を出すルテチウム177(Lu177)は診断と治療を組み合わせるラジオセラノスティクスで注目され、新薬承認が相次いでいるが、こちらも輸入依存が大きい。
・アルファ線を出すアクチニウム225(Ac225)は高い治療効果が期待される一方で原料のラジウム226が希少で国際的な争奪戦になっている。
・代替として注目されるアスタチン211(At211)はビスマスを原料に加速器で製造できる利点があり、国内大学や研究機関で臨床試験が進む。
・At211は半減期が約7時間と短く輸送が難しいため、理研などが加速器による大量生産法を開発し、数年内の供給拡大を目指している。
JAEAは常陽などの炉で将来的な大量生産を検討し、国や製薬企業、輸送業者と連携した多様な供給網の構築が求められている。
・放射性医薬品開発は世界的に加速しており、核物質の確保と安定供給は医療の安全保障の観点からも重要になる。

 

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