・京丹後市の丹後ふるさと病院が、京都市の洛和会京都看護学校と連携協定を締結し、府北部出身の学生を奨学金で支援して地元に呼び戻す仕組みづくりに乗り出した。
・丹後ふるさと病院は150床の慢性期中心の地域病院で、特別養護老人ホームを併設し、特定医療法人三青園が運営している。
・連携先の洛和会京都看護学校は3年制の看護師・助産師養成校で、医療・介護・保育・農業など幅広い事業を展開する洛和会ヘルスケアシステムを母体とする。
・同病院の諸永麻弓看護部長は、配置基準をかろうじて満たす水準でしか運営できないほど看護師不足が深刻化しており、スタッフの高齢化も進んでいると現状を明かす。
・連携のきっかけは、地域貢献を掲げる洛和会が2〜3年前から丹後地方の病院を訪問する中で、若い世代の定着には長期的な取り組みが必要と判断したことにある。
・奨学金は月額5万円が貸与され、卒業後に同病院で3年以上勤務した場合は返済が免除される仕組みとなっている。
・三青園の瀬古敬理事長は、中学・高校を回ってこの制度を積極的にアピールしていく意向を示した。
・洛和会の矢野裕典理事長は、地域や世代間の分断が広がる現状を憂慮しつつ、医療の地域格差は許容できないとして、地域医療を守る取り組みを継続していく決意を表明した。