人工呼吸器外れ患者が心肺停止、看護師の対応遅れが原因
- 2025.1.28 (火)
- ・三重県鈴鹿市の国立病院機構鈴鹿病院で、人工呼吸器の接続が外れた患者が一時心肺停止に陥る医療事故が発生。約10分間アラームに気づかず、看護師の対応が遅れた。
・事故が起きたのは昨年2月3日午後5時50分ごろ。当時、病棟にいた看護師6人は別の患者の対応をしており、異常を監視するスタッフステーションには誰もいなかった。
・患者は蘇生措置により命を取り留めたが、後遺症が残った。事故の原因は接続部分の緩みによるものとされ、病院の確認体制に問題があった。
・再発防止策として、異常を知らせるタブレット端末を看護師が携帯することや確認作業の徹底が決定された。院長の久留聡は「患者や家族に迷惑をかけ申し訳ない。信頼回復のために努力する」とコメントを発表した。