・青森労災病院(八戸市)が、希少がんである神経内分泌腫瘍に対応する「ルタテラ療法」の提供体制を整備し、3月下旬から患者受け入れを開始した。放射性同位元素を含む薬剤を用いる治療で、従来の抗がん剤より身体への負担が少ないとされる。県内では2施設目、県南地域では初の導入となる。
・院内のがん診療センターに新設されたRI内用療法センターによると、この腫瘍は10万人あたり3〜6人程度と発症が少ないが、診断技術の向上により近年は患者数が増加傾向にある。
・治療は薬剤を点滴で静脈から投与し、腫瘍細胞の受容体を介して内部に取り込ませることで、放射線が直接がん細胞に作用する仕組みとなっている。約6カ月の治療期間で、8週間ごとに計4回実施する。投与後は専用対応を施した病室に入院し、放射線量が低下するまでおよそ3日間過ごす。退院後も一定期間は妊婦や子どもとの接触に注意が必要となる。
・この治療は2021年に保険適用となったが、従来は専用病室を持つ医療機関に限られていた。その後、一般病室でも基準を満たせば実施可能となる制度改正が行われ、同院は特別措置病室を整備し、今年1月に国の認可を取得した。通常は一般個室として使用し、治療時のみ放射線管理区域として運用する。
・導入に向けて専門施設での研修を重ねてきたセンター長は、地域住民が遠方に行かず治療を受けられる環境整備の意義を強調し、新たな治療選択肢としての認知拡大に期待を示している。
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