・膵臓がんなどで行われる難易度の高い手術について、地方の病院は都市部に比べ術後90日以内の死亡リスクが17%高いとする研究結果が示された。特に80歳以上ではリスクが41%上昇していた。
・標準的な手術である「膵頭十二指腸切除術」は、膵臓の一部に加え胆のうや十二指腸、胃の一部を切除し再建する大がかりな手術である。手術時間は6~8時間に及び、感染症の重症化や消化液の漏出による出血など、術後合併症による死亡リスクが高いとされる。
・研究では2010年から2021年に手術を受けた全国約8万6000人を対象に分析した。人口50万人以上の都市部およびその周辺と比べ、それ以外の地域では死亡率が1.17倍高い結果となった。80歳以上に限定すると1.41倍に上昇していた。
・高齢になるほど地方でのリスクが高まる傾向があり、術後のダメージや合併症の増加に加え、急変時の対応体制の差が影響している可能性があると指摘されている。
・専門家は、リスクの高い患者は設備や人材が整った都市部の医療機関での手術が望ましいとする一方、移動が難しい患者もいるため、遠隔連携の強化など地方でも安全に手術を行える体制整備の必要性を強調している。
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