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2025/04/30 水曜日 | Exposition

安心して楽しめる!大阪・関西万博2025の医療サポート

安心して楽しめる!大阪・関西万博2025の医療サポート

2025.04.30(水)

大阪・関西万博の医療救護体制
2025年の大阪・関西万博は4月13日から10月13日までの約半年間開催され、真夏を含む期間中に世界各国から約2820万人の来場が見込まれています。会場内では、多くの来場者に対応するため、医療救護に重点を置いたさまざまな取り組みが行われる予定です。軽量EV救急車や5カ国語対応の遠隔医療通訳が導入され、緊急事態への迅速な対応が図られます。

会場内には診療所が3カ所(西ゲート、リング北、東ゲート)設置され、医師と看護師が対応にあたります。また、トリアージや軽度の外傷処置を行う応急手当所が5カ所に設けられ、どちらも自由診療として、必要な処置費用は博覧会協会が負担します。診療所では問診や検査(超音波や血液検査など)を行い、必要に応じて薬剤処方(1回分限定)や鎮痛薬、点滴などの処置が行われます。診療所や応急手当所には各種の医療器具(AED、蘇生器具など)が完備されています。

救護体制と危機管理
会場全体の医療救護活動は、危機管理センターによって統括されます。このセンターには統括医療責任者が配置され、救護体制を監督します。また、会場には常時6〜8隊の救護隊が配置され、それぞれ看護師や救命士、救護サポーター、ボランティアによって構成されています。

搬送手段としては、日本初の軽EV救急車が三菱自動車によって寄贈され、狭い道でも迅速な搬送が可能です。さらに、救護カートや電動ストレッチャー、車椅子なども多数用意されています。必要に応じて協力病院や会場外施設に患者を搬送する際には救急車だけでなく、ヘリコプターや船舶も活用されます。

外国人対応と多言語支援
海外から約350万人の来場が想定され、多言語支援体制も充実しています。会場では、遠隔医療通訳システムが導入されており、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語に対応したタブレット端末が設置されます。これにより、専門の医療通訳者を介した三者通話が可能です。また、翻訳機「ポケトーク」や「医療コミュニケーションBOOK」などのツールが活用され、スムーズな意思疎通を図る工夫もされています。

特別な取り組み
万博ではAEDを150台以上設置し、心停止が発生した場合に迅速な対応を可能にしています。また、大阪市消防局の指令センターと連携してスマートフォンアプリでAEDの運搬を支援する「AED GO」も活用。これにより、会場内での迅速な救命措置が図られる予定です。

 

 

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