病院閉鎖後も立て直し叶わず、神奈川の医療法人が破産 負債3億円超
- 2025.04.22(火)
・神奈川県秦野市の医療法人社団仁輪会が、2024年3月27日に横浜地裁小田原支部から破産開始の決定を受けた。
・破産管財人には奥田裕介弁護士(おだわら総合法律事務所)が選任された。
・負債総額は約3億1000万円に上る。
・仁輪会は1978年に設立され、消化器関連の診療に特化した「くず葉台病院」を運営していた。
・同病院は外科や内科もカバーし、40床を有していた。2017年には売上高が約4億円に達していた。
・しかし、理事長の死去と建物の老朽化が重なり、病院は2020年10月末に休院となった。
・以降は南口診療所に業務を集約し、再建を模索していた。
・だが新型コロナの影響により患者数が減少し、さらに医師不足も深刻化。
・思うように収益が上がらず、2024年9月期には約2億5000万円の債務超過に陥った。
・状況は改善せず、資金繰りの限界から今回の破産に至った。