・富大の貝沼茂三郎教授らは、代表的漢方薬の八味地黄丸が軽度アルツハイマー病の治療や認知機能改善に有効かを検証するため、全国25施設・約200人規模の比較実験を計画している。
・八味地黄丸は加齢に伴う排尿障害や腰痛などに使われる伝統処方で、今回の研究はそのエキスを既存治療と併用して効果を確かめる試みである。
・これまでの小規模研究では、治療薬のみの群と比べてエキス投与群の一部で認知機能の改善が観察されたが、被験者数が67人と少なく確固たる科学的証明には至っていない。
・新たな計画ではアルツハイマーと確定診断を受けた患者を中心に約200人を対象とし、対照群を設けた比較実験で有効性の再現性と統計的検証を行う。
・研究の目的は漢方を治療選択肢に組み入れ、実用化を通じて健康寿命の延伸に寄与することである。
・八味地黄丸は地黄など8種の生薬を主成分とし、腎機能低下に伴う頻尿や残尿感の改善、腰痛・疲労などに用いられる処方である。
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