・津南町立津南病院は、10月ごろを目安に小児科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、外科の4診療科の休止を検討している。持続可能な医療体制の確立と赤字改善を目的とした見直しと位置づけている。
・休止後は総合診療科が対応可能な範囲を担い、それ以外は新潟県立十日町病院や魚沼基幹病院との連携強化で補完する方針とする。
・経営状況は厳しく、単独赤字は2023年度に約3億7千万円、2024年度に約4億7千万円、2025年度も約4億3千万円を見込む。これまで町の補助金で補填してきたが、財政悪化により全額補填が困難となっている。
・改革の柱として、外来の縮小と再編、人件費削減、入院や訪問診療の強化を打ち出した。
・赤字の主因は常勤医不足により人件費の高い非常勤医に依存している構造にある。休止対象の4科はいずれも外部医師に頼っていた。外来は内科・総合診療科や整形外科、需要の高い眼科へ集約し、高齢化に対応して在宅医療や入院機能を強化する。
・総合診療医の研修制度開始などにより若手医師の着任が続き、体制再構築の基盤が整いつつある。改革案の策定には若手医師も関与した。
・住民説明会では診療科維持を求める声も上がったが、病院側は現体制では緊急対応が難しいと説明し、周辺医療機関との連携による最適な医療提供を目指す考えを示した。
・院長は今回の取り組みを撤退ではなく再生に向けた判断と位置づけ、経営と医療体制の立て直しに踏み出す姿勢を強調した。