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2026/05/12 火曜日 | 集団感染・院内感染

WHOが警戒強化 クルーズ船ハンタウイルスで“発症直後”の高い感染力を指摘

WHOが警戒強化 クルーズ船ハンタウイルスで“発症直後”の高い感染力を指摘

2026/5/12

世界保健機関は11日、クルーズ船で感染が確認されたハンタウイルスについて、発症直後の時期に最も感染力が高まるとの見解を示し、接触者を早期に隔離する重要性を強調した。

・問題となっているのは、大西洋を航行していたクルーズ船「MVホンディウス」で確認された感染事例で、これまでに3人の死亡が報告されている。死亡者のうち2人は感染が確認され、残る1人も感染の可能性が指摘されている。各国では、帰国した乗客を通じて感染が広がることへの警戒感が高まっている。

・WHOの疫学・分析対応部門責任者オリビエ・ルポラン氏は、感染初期の段階ですでに強い感染力を持つと説明した。疲労感や微熱など軽い症状しか出ない場合もあり、初期症状に気付きにくい点が感染拡大リスクにつながると指摘している。

・WHOは、クルーズ船がテネリフェ沖へ到着した時点で乗船していた約150人全員に対し、6週間の隔離を推奨している。これは、人から人への感染が確認されているアンデス株の潜伏期間42日を考慮した対応となっている。

・ルポラン氏は、感染から症状が現れるまで平均約3週間かかるとした上で、症状が出る前の段階から接触者を隔離する必要があると強調した。今後数日から数週間の間に新たな感染例が確認される可能性もあるとして、各国に警戒継続を呼びかけている。

・WHOは隔離を推奨する立場だが、実際の対応は各国の判断に委ねられている。ドイツや英国、スイス、ギリシャなどは45日間の隔離措置を選択し、オーストラリアやフランスも一定期間の健康観察を行った上で必要に応じて延長する方針を示している。

・一方、米国は帰国する17人について隔離は必須ではないとの見方を示しており、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、この対応にはリスクが伴う可能性があると警告した。

・WHOや各国保健当局によると、現在までに生存者の中で7人の感染が確認され、さらに1人が感染疑いとなっている。ほかにも濃厚接触者や疑わしい症例について調査が続けられている。

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