・熊本県は1日、短時間勤務を希望する看護職員を医療機関へ無料で紹介する「くまもとスポットナース支援事業」をスタートした。人材不足が続く医療現場を支えるとともに、多様な働き方を後押しする狙いがある。
・事業は今年度、熊本市内の医療機関を対象に試験的に実施し、来年度以降は県内全域への展開を目指す。同様の取り組みは愛知県に続き全国で2例目となる。
・県から委託を受けた熊本県看護協会が運営を担当し、半日や1日単位で働きたい看護職員と求人を出す医療機関を仲介する仕組みとなっている。
・看護職員は、協会が運営する県ナースセンターのウェブサイトで氏名や職歴などを登録する。登録情報をもとに採用を決めた医療機関が、看護職員と直接雇用契約を結ぶ流れだ。
・県医療政策課によると、高齢化によって医療や看護の需要が高まる一方、少子化の影響などで看護職員は減少傾向にある。子育てや介護と両立しながら働きたい人材の活用を進め、潜在的な看護人材の確保につなげる考えだ。
・4月22日の定例記者会見で木村敬知事は、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を支援し、看護職を続けやすい環境整備と人手不足の改善を進めたいとの考えを示した。